面倒な人をスルーして自己肯定感を上げる、パワハラ、セクハラ、しつこい誘いを受け流す方法

ストレス耐性

無理難題を押し付けてくる困ったお客さん、セクハラをしてくるムカつく上司、断っても断っても誘ってくるしつこい男、ダメ男など面倒な人っているものです。素直で真面目な人ほど困った人に対して誠意をもって応対してしまって振り回され、傷つき自己肯定感が下がることが多いです。

今回はこのような困った人の対処法をテーマにして解説をしております。無理難題を言ってくるお客さんは「特別感」と「お得感」がポイント。セクハラ上司は男としての自信のなさの表れ、無視することで立場が逆転。断ることが引き金でしつこい男はより面倒になるので断らずに誘いにのらないなどを紹介しています。なぜ相手は私を困らせてくるのか理解して正しく対処できれば自己肯定感が上がり幸せに生きることができるでしょう。

それでは細かく見ていきましょう

無理難題を押し付けてくる困った人には特別扱いとお得感を伝えて受け流す

ある女性が、ホームページを作る依頼を受け、事前に細かなヒアリングをしながら打ち合わせを重ね、予算を決めた後に仕事を引き受けました。しかしながら、作業の途中で、クライアントから「ホームページ内にショッピング機能をつけてほしい」という無理難題が出されました。女性は、最初の予算ではそれが難しい旨を伝えると、「そんなこともできないなら他の人に頼む」とまるで高圧的な口調で怒鳴られたとのことです。更に、そのお客さんは、これまでに掛けた時間に対しての支払いもせず、責任を押し付ける形で、「それくらい簡単にできるだろう予算内でやるのが当たり前だ」と言ってきました。

女性は、しぶしぶクライアントの要求に従い、徹夜で作業を進めましたが、その後もクライアントからは、「最初の予定ではできているはずだろう」というクレームが出されました。女性は、追加で注文された項目が多かったために時間が掛かっていることを説明しましたが、クライアントは、「それを計算に入れていないあなたの仕事の仕方がおかしい」とまで言い放ちました。女性は、仕事に対するやる気を失ってしまい、自己肯定感も下がってしまいました。

このような高圧的で無理難題をいってくるクライアントとの取引は、非常にストレスがかかることが多く、仕事のやる気を失ってしまうこともあるでしょう。このような面倒くさい人たちはどのように対処すればよいのでしょうか。

特別扱いすると相手の無理難題に振り回されない

このように相手から無理難題を押し付けられて面倒くさいときは、相手はかんしゃくを起こしている可能性があります。このような場合、「かんしゃく」という感情を理解して相手の無理な要求を受け流さないと、要求がどんどんエスカレートしてしまう恐れがあります。なぜなら、かんしゃくという感情は、ガソリンに火をつけるように爆発しやすいからです。またかんしゃくをおこすとその人は子供のような幼稚な精神状態になってしまいます。

このような無理難題を押し付けてくる人は、自分が「特別扱いされていない」と感じています。特に自己肯定感や自尊心が低い人の場合は、普通の対応をされると「この人は私がホームページのことよくわからないから馬鹿にしているかも」と不安になり、それがかんしゃくを引き起こす原因になってしまいます。

ですから、自己肯定感が低いお客さんに「みなさんの場合は」とか「普通でしたら」という真面目な説明をしてしまったら、「特別扱いじゃない!」となって、かんしゃくが酷くなって要求がどんどん上がってしまうことがあるのです。相手は「かんしゃく」で子供のような精神状態に変身していますから、時間も無駄になるし割に合わない仕事をさせられてしまう可能性があります。

しかし、かんしゃくを起こしている本人はというと、「こんないい条件で頼んでいる」と本気で思ってしまっていることがあります。かんしゃくを起こしてしまっているので幼稚な精神状態になり相手のことを思いやれず金銭感覚や時間の感覚を自分が良いように正当化してしまいます。

そこで女性は相手に「お客様には特別にこの価格で追加分をやらせていただきます」とちゃんと見積もりを出して、「特別値引き」と目立つように書いて渡しました。あなたのためだけにここまでしたんですよと伝えると、相手はかんしゃくが収まりとちゃんと追加分の料金を払ってくれたのです。

このように仕事のお客さんでも高圧的で面倒な人はいるものですが相手の要求をそのまま真に受けてしまうと自己肯定感が下がり仕事の意欲もなくなってしまいます。うまく相手の心理状態を読み適切な対応をすることで相手の無理難題に振り回されず自己肯定感を高く保つことができるでしょう。

人は損をしたくない、面倒くさいお客さんにはお得ですと伝え受け流す

ある会社員の方が値下げを無理強いしてくる面倒なお客さんに振り回されてしまいました。もともとは通常の値段で納得したのに、相見積りをして「もっと値段が下げられるだろ」と無理難題を押し付けてきたとのことです。相見積りしたのはいいのですがうちと別会社では条件が違うし仕事の仕方が異なることを理解していたはずなのに、なぜかいじわるのようなことを言ってきて、相手を困らせる状況に陥っていました。

もしかしたらこのような状況はよくあるかもしれません。ここで相手にまともに対応して丁寧に「他の業者との違い」や「コストの問題」について説明をしても相手は素人考えでここは外せるはずだとかいってきたりサービスを強要してきたり無理な要求が押し付けられることがあります。上記のようにこういった人もかんしゃくを起こして幼稚な精神状態になってしまっているのです。

こういったお客さんは自己肯定感が低く自尊心もとぼしいため自分が損をしているのではないかと不安になりかんしゃくを起こしてしまいます。幼稚な精神状態なので大人であればわかるであろうかかる経費の違いや品質の問題がわからなくなってしまってただ自分の要求を押し通したい状態に陥ってしまいます。

「かんしゃく」が起こるメカニズムがわかると対処方法もみつかります。お客さんとの打ち合わせで「これはお得ですよ」という言葉をしつこく伝えることで、お客さんの損をしてしまうという不安や決断の緊張感を和らげ、かんしゃくが治まることになります。このようなアプローチを取ることで、面倒なお客さんとのやり取りもスムーズになります。相手に理不尽に無理難題を押し付けられたと感じたらかんしゃくが起きたと認識して、相手の立場を理解し、コミュニケーションを丁寧に行うことで相手から振り回されない自己肯定感が高い生活を送れるでしょう。

しつこいセクハラは男としての自信がないから、無視することが一番の対処方法

ある女性が、職場の先輩から面倒くさくてしつこいセクハラ発言を受けました。その先輩は、「足太いのによく足をだせるねぇ」と真面目な顔で言ったのです。女性は、下半身が痩せられないというコンプレックスを抱えていました。しかも、先輩は女性の傷つく様子を見ても、平然としているどころかニヤニヤしています。人を傷つけて、惨めな気持ちにさせて、それで優越感に浸っているかのようです。

さらに、その先輩は、他にも「子供はうまないの?」とか「結婚できないんだっけ」といってきて「面倒くさい先輩だな」と嫌がりながらも職場の空気を悪くしたらまずいと愛想笑いをするしかありませんでした。先輩は女性が嫌がることを分かっていても、それでもやめようとしないので職場にいくのも嫌になってストレスが溜まっているそうです。

典型的な嫉妬のかんしゃく

嫉妬は、人間にとって普遍的な感情の一つであり、誰でも一度は経験したことがあるでしょう。嫉妬は自分が上の立場と認識していて相手を下の立場と判断した場合で、自分よりも下の立場のはずなのに自分にはもっていないものがあるときに起こります。セクハラやパワハラなどは、嫉妬のかんしゃくから生じることがあります。特に、職場は役職や勤務年数から上の立場と下の立場が明確になっているので弱者として見られてしまう立場にある人々は、そのような攻撃を受けやすくなっています。嫉妬が起きるメカニズムの詳しい説明は「嫉妬するときはこんなとき 私は上であなたは下」で解説しています。

まだ男尊女卑的な制度は根強く残っていて、女性は弱者とみなされることが多く、これが嫉妬のかんしゃくを引き起こす原因となってしまうことがあります。かんしゃくを起こした人は、攻撃的で破壊的な言動を行い、精神状態が幼稚になって相手に嫌悪感を抱かせたり、ダメージを与えたりすることがあります。普段は「紳士的な人」でも嫉妬のかんしゃくがおこってしまうと人格がかわったようになってしまうのが怖いところです。攻撃的な性格が相手をいじめたりダメージを与えたりするようになってしまいます。

男尊女卑の思考なら上の男がなんで嫉妬するの?と思う人もいるかもしれません。「嫉妬されやすい人と嫉妬の対処方法」で説明していますが嫉妬はほんの些細なことでも起こります。例えば「他の人と話している」とか「一緒にお昼をたべている」とかだけでも嫉妬のかんしゃくの引き金になり特に謙虚で真面目な人ほど嫉妬される可能性があります。

また、嫉妬は突発的なかんしゃくなので記憶があいまいになる特徴があります。自分が言ったことを覚えていないとか、全く違うことを言ったと事実と異なる自分に都合の良い事実として記憶していることがあります。

相手が自分よりも弱い立場と認識されてしまい、嫉妬のかんしゃくを起こすことは最も動物的で原始的な行動です。相手が攻撃を仕掛けてきたときに怖がってしまったり逃げ腰になってしまったり反応を示してしまうと、さらなる相手の攻撃を助長することになります。

セクハラなやパワハラに対して有効な対抗手段は自分のことを「強者」という認識を相手に持たせることです。強者と認識させるためには「無反応」が最も有効な手段です。反応を示さず、無視することで相手がセクハラやパワハラを発言することをやめさせることができます。セクハラ発言があった場合いきなり無反応になり無視をして、その場を去ることを繰り返せば弱者だった立場が強者の立場に逆転し、いつのまにかセクハラはなくなっていきます。

相手が嫌がることをして自分の男としての自信をつける人

男としての自信がない人は、自分を肯定するためセクハラを通して自信をつける傾向があります。上述のように自分が上の立場にいれて下の人を探して攻撃してくるのは性をトリガーとして嫉妬のかんしゃくをおこしています。

セクハラは「性的な欲求で相手を見るから」という理由もありますが、そうではなくむしろ「男らしさに自信がない」からです。性を意識すると不安が強まり、それがかんしゃくを引き起こして相手に攻撃をしてしまうのです。

セクハラする男は、男性として自信があるように見えても内心は自信がないのかもと思うと簡単に受け流すことができるかもしれません。セクハラする男は相手を攻撃することで自分の男像を示しているので、セクハラ男を「内心自信がないちっぽけな男」と思いながら会話をすることで相手からの攻撃が嫌ではなくなり受け流すことでスルーできるようになります。

攻撃してもセクハラしても相手は嫌がらず動じなければ無駄ということになり自然と攻撃がとまります。セクハラはストレスがたまり自己肯定感も下がってしまうでしょう、そんなときは「ストレスに負けない心をもって自己肯定感をあげよう」をみて自己肯定感を高めるためのヒントにしてみてください。かんしゃくは、本当にいろいろな引き金で起こります。そのため、面倒くさい発言が止まらなくなってしまうことがあります。

なんどもなんども交際を迫ってくる人の対処

大学の友達から交際を迫られて、最初は冗談だと思って聞き流していたのですが、改めて食事に誘われてしまいました。その人には全く興味がなかったため、断ることを前提に考えていたのですが、同じ大学だし断って傷つけたら面倒くさいことになるのでやんわりと「いま忙しいから」という言い訳をして受け流します。

でも「いつならいい?」としつこく誘ってきて仕方ないので友達と一緒に食事をする約束をしました。でもいつのまにか二人きりで食事をすることになってしまって、友達に相談したら中途半端な断り方をしているからと言われてしまいます。自分でもわかっているが、はっきりと断れずに困っているのです。本当に面倒くさい…。

断ることでかんしゃくが起きて攻撃的な人に変身する

「しつこく誘う」タイプの人は、断られることをトリガーにかんしゃくを起こして、攻撃的な行動をとることがあります。かんしゃくを起こすと幼稚な精神状態になるので相手が嫌がることを繰り返してしまう行動をとるようになります。それが「しつこく誘う」という形で現れかえって相手を気持ち悪がらせてしまうこともあり、さらにそれが原因で攻撃的な人格に繋がっていきます。

当の本人は、自分が好きだからこそ誘っていて、これくらいは当然だと信じていることが多いです。しかし、実際には相手を傷つけ不快な思いにしているため、ますます嫌われてしまいます。だから相手を諦めさせるために拒絶を含む「好きな人がいる」とか「大学内の人は嫌」といった伝え方をしても、かえってかんしゃくを起こしてしまって、より面倒な状況に陥ることがあります。

このような場合、相手を諦めさせるためには、相手に対して明確な拒絶を示さないような伝え方が効果的です。

断らないで断る方法

断らないで、断る方法はいくつかあります。例えば食事に誘われたら日程に関しては「最近忙しいのでこちらから連絡します」「いけたら行きます」といって、いつまでたっても連絡しない方法です。途中で顔を合わせたとしてもまともに相手をするのではなく「最近いそがしくて日程がわからないの」「親がうるさくて」「バイトがいそがしくて」など適当に理由を作って受け流してしまいます。次にラインや連絡でしなければいけないものは除き無視しましょう。ラインも返す必要はないし学校でも挨拶してはいけません。ただ注意点としてプライドを傷つけないようにすることがポイントです。プライドを傷つけると別の問題で面倒なことになりかねません。

このように断らないで誘いに乗らないということを続けていくと自然に誘われなくなっていきます。男性の誘いを受け入れることも拒絶することもしないとかんしゃくを起こすこともなくなり面倒くさい人がいなくなっていきます。

ダメ男が好きな場合の対処法

人間関係は、人生を大きく変えるものです。例えば、以前は全く異性からモテなかった人が、モテる人と仲良くするようになったらどんどんモテるようになるという現象があります。このように、人間関係が自分に与える影響は重要です。同じように、勉強ができるようになりたいなら、勉強ができる人たちと交流することで成績がアップすることもあります。また、仕事でも同じことが言えます。仕事ができる人たちと接していると、効率よく仕事が楽しくできるようになるということがあります。

しかし、中にはどうしても「駄目な人」を放っておけない人がいます。ダメな人だねって言ったら失礼だよと怒ってしまい助けてしまいます。心の中で「この人を守ってあげなければ」と思うことは自然な感情かもしれません。しかし、その思考は上から目線であり、相手と同じ対等な関係ではありません

対等でない人と接していると相手の立場に流されてしまうという現象が起こります。このように下のレベルの人に足を引っ張られ、不幸を受け流すことができなくなってしまいます。

「不幸」とは、本来の自分らしい生き方ができない自己肯定感が低い状態のことを指します。不幸を受け流せない人は、「いまの自分はなにかおかしい」と、自己肯定感が下がり常に不完全感を感じています。しかし、自分自身の努力ではどうしようもないと感じる場合もあります。それは、「人間関係」に問題があるためです。それなら現在の人間関係を断ち切れば、すべてがうまくいくかというとそれも違って、ダメな人を受け流せないままなら同じパターンを繰り返してしまいます。

この現象は「自己肯定感が低いからレベルが低い人を選んでしまう」ため起こります。常に自分よりもレベルが低い人を選んでしまいがちで、結果として自分の自己肯定感が低くなってしまいます。しかし、この習慣が「駄目な人」を受け流せない原因であると認識すると、改善することができます

相手を「ダメ人間」と思ったときに、「かわいそう」とか「助けてあげたい」という風に考える人がいますが、このような考え方は避けるべきです。そういう人はその人に足を引っ張られて不幸を受け流すことができなくなります。自分よりもレベルが上の人を選ぶようになると不幸はどんどん受け流すことができるようになります、また自分自身の成長が促され、より良い人生を送れるようになります。

家族との関係でも同じようなことが言えます。もし、自分が「かわいそう」と思ってしまったら、その関係性は破綻してしまうかもしれません。そのため、距離を置いて、自分が理想とする人と一緒にいるように心がけることが大切です。

家族の場合は自分ととても密接です。そのため自分が不幸を受け流せるようになって自己肯定感が高くなり幸せで充実する生き方をしだすようになると、家族も同様に変化していくようになります。家族は互いに影響し合う関係にありますので、自分が変われば、家族もその影響を受けて変わっていくことになります。

そのため家族が不幸せなときに「何とかしてあげなきゃ」という気持ちが必要なわけではなく、自分が不幸を受け流せるようになり、幸せになれば、周囲の人たちもその影響を受けて不幸を受け流せるようになり、幸せな関係性を築いていくことができるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。面倒な人をスルーして自己肯定感を上げる、パワハラ、セクハラ、しつこい誘いを受け流す方法について解説しました。重要な点を下記にまとめましたのでご覧ください。

無理難題を押し付けてくる困った人は「特別扱い」と「お得感」がポイント

自己肯定感が低いため自分が損をしている不安になりかんしゃくを起こすので「お得感」

しつこいセクハラは男としての自信がないから、無視することが一番の対処方法

セクハラは典型的な嫉妬のかんしゃく。嫉妬によって攻撃的で破壊的な言動を行い、精神状態が幼稚になって相手に嫌悪感を抱かせたり、ダメージを与えたりする     

謙虚で真面目な人ほど嫉妬される

怖がる、逃げ腰になるとさらなる相手の攻撃を助長する

相手が嫌がることをして自分の男としての自信をつける人がいることを知る

セクハラ男を「内心自信がないちっぽけな男」と思いながら会話をする

なんどもなんども交際を迫ってくる人の対処は断らないで誘いにのらない

断ることでかんしゃくが起きて攻撃的な人に変身する。相手に対して明確な拒絶を示さない

「いけたら行きます」といって、いつまでたっても連絡しない。無視。プライドを傷つけない

ダメ男が好きな場合の対処法はレベルが下を選ぶのは自分も引っ張られることを知り、自分よりも上のレベルの人を選ぶようにすること

自分が不幸を受け流せるようになり、幸せになれば、周囲の人たちもその影響を受けて不幸を受け流せるようになり、幸せな関係性を築いていくことができる

他にも下記のようにいやな感情とうまく付き合って自己肯定感を高める記事がありますので参考にしてみてください。

「あいつがうらやましい… -嫉妬の正体-」

「怒りという感情を知って自己肯定感をあげよう」

「なんで自分は自信がないんだろう 自己肯定感が低い理由」

「ストレスやイライラとうまく付き合って自己肯定感を下げない」

コメント

タイトルとURLをコピーしました