自己肯定感を下げるストレスを生み出すココロの苦しみとカラダの苦しみ

ストレス耐性

自己肯定感が下がる原因であるストレスはどのように生まれるのでしょう?おそらく、知らない方も多いのではないでしょうか。ストレスがどういう工程で生まれるのかがわかれば、自分のストレスを客観的に見ることができ、ストレスの正しい対処が自然と見えてきます。

ストレスが発生するのは大きく2つ「ココロの苦しみ」と「カラダの苦しみ」から発生します。人間は大昔から大きく変わっていませんが、脳の発達は顕著です。そのため大昔からある本能的な感覚にプラスして現代の複雑な感覚を処理できるようになったことが原因で意図しない反応が起こってしまいます。

楽しい時や夢中のときは不快な感情は抱かないものです。現代も大昔も「疲れている」「自信がない」と不愉快な感情を抱きやすくなります。それでは自己肯定感が下がる原因であるストレスを生み出すココロとカラダの苦しみについてみていきましょう。

ストレスが生まれる仕組み

ストレスってどのようにして生まれるのでしょうか?仕事、育児、家事に追われ、毎日が忙しく、ストレスでいっぱい。早くこの状況から抜け出したい。こういった女性は多いですよね、ストレスを完全になくすことはできませんが、少しでも楽になる方法があります。

それはまずストレスが生まれるしくみについて理解することがおすすめです。ストレスのしくみを知ることで、自分のストレスを客観的に見ることができます。そうすることで、ストレスへの対処の方法が自然と見えてくるものです。つまり、敵を知ることが大切なのです。

感情が豊かということがストレスを複雑にしている

ストレスは、人間の複雑な脳のしくみによって複雑になっています。ストレスは、単純に外から受ける原因を取り除くだけで解消できるものではありません。その理由は、ストレスが生じるしくみ、ストレスが大きくなっていく仕組みが非常に複雑だからです。この複雑なプロセスは、進化の過程で人間が獲得してきたものであり、そのためにストレスから回復することは容易ではありません。つまり、ストレスを取り除くには、ストレスのしくみを深く理解し、適切な対処方法を見つけ出すことが必要なのです。

ストレスの複雑さは前頭前野が生み出している

原始時代の人間と現代の人間との大きな差は脳の発達です。人間の複雑さがストレスを複雑にしていると言われますが、その原因の一つに、前頭前野が挙げられます。前頭前野は、大脳の一部で、思考や判断、感情、行動力など、人の活動の主要な部分に関わっています。この前頭前野の働きによって、人間は独自の思考や感情を生み出せるようになりました。物事に対する反応が、動物ならばA→B→Cと順番に進むものが、人間の場合はAのあとにB以外のさまざまな選択肢があり、さらにその先にはC以外の選択肢があり、どんな反応を選べきか、を状況に合わせて判断しているのです。しかし、この複雑なしくみがストレスの発生やストレスの広がり方を困難にさせています。このように、ストレスが人間にとって複雑である理由は、人間が進化の中で獲得してきた前頭前野の働きによるものです。

ストレスのメカニズム、ストレスの原因は2つ

人間が苦しいと思うことがストレスということですが、苦しいという感情は2つに分けることができ、それは「ココロの苦しみ」と「カラダの苦しみ」です。私達が抱えるストレスの中心は疲れからくるものであるとされますが、ただ疲れを感じたからといってすぐにストレスが生じるわけではありません。疲れからストレスが生じるしくみは、複雑であるため、まずはストレスの初期段階である苦しみの発生について解説します。それぞれのストレスに対してケアの方法が異なるため、ストレスの解消には複雑な手順が必要になってくるのです。このように、ストレスの本質を理解することが、ストレス管理につながるのです。

ココロの苦しみとカラダの苦しみ

ココロの苦しみとは、怒りや不安、イライラ、焦り、痛みなどの不快な嫌な感情による苦しみを指します。たとえば、誰かの言動に腹を立てた後に、そのイライラが長く残って嫌な思いを引き起こすことがあります。このようにずっとイライラして怒りが続く状態も、ココロの苦しみのひとつとなります。

一方、カラダの苦しみは、空腹や睡眠不足などによる肉体的な元気や体力の低下に伴う苦しみです。カラダの苦しみは空腹や疲れ、眠気などで、分かりやすく実感しやすい苦しみです。美味しい食事をしてお腹が満腹になるとストレス解消されるというのはこの空腹からくる苦しみが食べることで解消されることによるものです。こちらもストレスの原因の大きな要因です。

ストレスを引き起こす2つの苦しみがココロの苦しみとカラダの苦しみであり、この2つが合わさってストレスが生まれます。2つの苦しみに対する適切なケア方法はそれぞれ異なるため、ストレス解消の方法も異なることがあります。ストレスの複雑さを理解し、適切なケアをすることが大切です。次からココロの苦しみとカラダの苦しみをそれぞれ細かく解説します。

ストレスの大きな原因1「ココロの苦しみ」

先程、ココロの苦しみとは、怒りや不安、焦り、痛みなどの嫌な感情から生じる苦しみと話しました。ココロの苦しみの大きな特徴は、目の前の命の危機に対応するための反応であるということです。つまり、過去の経験や現在の状況によって、身体が自然に反応してしまう苦しみなのです。現代社会で暮らす私たちにとっては、命の危機とは直接的には関係のないことが多いと思われるかもしれませんが、現代人のストレスに深く関わっています。

ココロの苦しみが「身を守る行動」をとらせる

不安や恐怖、緊張、痛み、怒り、イライラなどの嫌な感情には、身を守る行動を引き出す重要な役割があります。これは、私たちが直面する現実の危険に対応するために、自主的に行動を起こすことができるようにするためです。

これらの感情は、原始人の時代から存在しており、彼らが身を守るために必要不可欠な役割を果たしていました。原始人は、恐竜のような猛獣や悪天候、天変地異などの危険に直面していましたが、自分たちを守るための方法が限られていました。そこで、彼らは、目の前の状況をよく観察し、「これはよさそうだぞ」とか「これは危険なものだ」などを判断する必要がありました。好ましいものであると判断すれば、彼らは前進して行動を起こし、狩りをしたり木の実をひろったりなど生きるための行動をすることができました。

嫌な感情は本能的に「危険だから逃げろ」というサイン

「好ましいなと思ったら前進」ということは逆に嫌な感情は、私たちを危険なものから遠ざけるための感情です。なにか危険であると判断した場合には、怖い、逃げたいといった嫌な感情が起こります。この嫌な感情があるおかげで、身を守るために必要な行動をとることができます。具体的には、敵から距離をとったり、危険から逃げたりすることができるのです。

ココロの苦しみが生じるしくみは、もともとは敵の襲撃があって死ぬかもしれないという恐怖や不安、逃げたい気持ちから嫌な感情ストレスを感じることにあります。そして、このストレスが戦おう、逃げようといった行動へとつながるのです。感情は、本来は命を守るために存在するものであり、好ましいものと危険なものを判断するための重要な機能を持っているのです。

疲れていると嫌な感情が大きくなる

疲れている状態は、すでに肉体的な機能が低下しているので「この場から逃げて体力を取り戻せ」という本能から嫌な感情が発生しやすく、それがストレスの原因になることがあります。この現象は、疲労を身体的な危険と認識しているため理性ではなく無意識の感覚で行われます。原始人だけではなく現代人にとっても、感情は身を守るための機能であり、好ましいものに近づくか、危険なものから遠ざかるかの判断を無意識の感覚で行います。

ニコニコしている人を見たら、機嫌が良さそうだから話しかけようと思うし、反対にイライラしているようだったら、怒っているかもしれないと判断して話しかけないようにします。私達にとっては当たり前の反応ですよね。

しかしながら、この判断は正確でない場合があり、ときには意図しない反応を起こします。現代人の感情は複雑になっており意図しない反応を起こしやすいため、特に疲労している時には注意が必要です。例えば、ニコニコしている人を見たとしても、疲れていて自己肯定感が下がっていると、その人が自分を笑っていると勘違いして苦しみを感じることがあります。

なぜ疲れているとこのような誤った判断が生じ、嫌な感情を増大させるのでしょうか。それは、疲労は弱っていて危険な状態を意味しており、原始人にとっては猛獣や仲間からの攻撃を受ける危険性が高まっていたため、身を守るための嫌な感情を強く発動させる必要があったためです。したがって、疲れている状態では、嫌な感情がより出やすくなるのは当然のことです。

疲れているときは「楽しい」という感情は外敵の侵入を招き身を危険な状態にしてしまうため不要な感情です。危険なときはとにかく身を隠し、敵や状況から逃げることを選択させるために嫌な感情を本能的にだそうとするのです。

また、嫌な感情を持ち続けることで、その刺激に慣れて、少しずつ嫌な感情が小さくなっていくことがありますが、完全に消え去ることはなく、炭火のようにくすぶり続ける傾向があります。この現象は、人間機能の一つとして、身を守るためにわずかな危険でも記憶しておこうとすることによるものです。

自信を失うと身の危険を感じ嫌な感情が生まれやすい

疲れているときと同じく、自信を失ったときも嫌な感情が生まれやすくなります。またそれだけでなく、起こった嫌な感情がさらなる自信喪失を引き起こすこともあるのです。

自信とは、自己肯定感の高さから生まれる「自分が今の自分のままでも十分に生きていけるという見通し」のことです。自信は、これまでの経験の積み重ねから満足感を感じ自己肯定感が高くなることで生まれます。

初めてのことに取り組むときは、どんな人でも自信がないものです。しかし、一度経験すると、同じような課題に対して乗り越えられるという自信が生まれます。そして、次からは同じような課題に対しても、その培った経験から落ち着いて対応することができます。これが自信のある状態です。

反対に、自信がないと原始人の場合は命の危険が生じ失敗は許されません。マンモスを狩ろうとして何も知らないで闇雲に突撃していったら簡単にやられてしまい大怪我をしてしまう可能性があります。なにがあっても危険にならないように経験がないときはすぐ逃げられるように嫌な感情を総動員させてすぐ対処できるようにプログラムされているのです。

原始人とは異なり、現代人は人間関係や仕事、家庭などの課題が多くあります。自信がなくても、最悪の場合でも殺されることはありません。現代人にとって、原始人的な嫌な感情は本能として残っている人間の意図しない反応に過ぎません

ストレスが引き起こす自信喪失の悪循環

経験を積み重ね、自己肯定感を高め自信を築いても、睡眠不足や疲れているときに発生した過剰なストレスに陥ると、一気に自信を失うことがあります。疲労困憊の状態では、どんなに努力しても、うまくいかないことが多いものです。そのため、自分は本来できるはずなのに、なぜできないのかと自己肯定感が下がり自信を失ってしまいます。これまでに困難や問題を乗り越えてきた経験があっても、それはあっけなく崩れ去ってしまうのです。そうなると、ますます自信が低下し、ストレスも増幅されていくという悪循環に陥ってしまうことがあります。

ストレスの中で「不安」は最も難しい感情の一つ

嫌な感情には悲しみ、怒り、緊張、嫉妬、悔しいなどありますが、不安という感情は、人々が抱く嫌な感情の中でも、長く持続しやすいもののひとつです。

私たちを守る役割を持つ感情ではあるものの、現代社会では意図しない反応を起こしやすく、ケアが必要とされています。不安は最もてごわい感情のひとつで、不安が手ごわいのは、その持続性が原因とされています。一瞬で終わる感情と異なり、不安は長く続くことが多いです。

これは、不安の内容があいまいであることが原因のひとつです。驚きや怖いという感情と違って不安は具体的な危険を予測することができず、何が起こるかわからない状態が続くため、心が安定しない状態に陥ります。本当はおこるわけないことに怯え落ち着かないのは将来の危険を予測するための感情が不安であって、そうならないように行動させることが不安の役割なのです。

現代社会においては、些細なことでも将来について心配し、不安に陥ることがあります。そのため、頭と体の緊張状態が続き、睡眠不足やストレスが蓄積され、身体的にも精神的にも疲弊してしまうことがあります。私たちは、過度な不安を感じた際には、自分自身に対して丁寧にケアを行い、心身ともに健康を保つようにすることが大切です。

ストレスの大きな原因2「カラダの苦しみ」

自分が仕事で焦ったり、買い物にせっかちになったりするのも、目の前の仕事や家事を身の危険と感じているからかもしれない。これを終わらせないと大変なことになると、いつも不安を抱えているから。あと、疲れすぎているのも原因かもしれない。こういった感情が原因の苦しみはココロの苦しみからくるストレスの大きな原因の1つ目でした。

ストレスの大きな原因の2つ目はカラダの苦しみです。これは人間にとって必要な元気がなくなることで出てくる苦しみです。疲れとも関係が深く原始時代の人にとっては疲れ、空腹、睡眠不足などわかりやすい苦しみです。

しかし現代人にとっては空腹ならコンビニで買えばいいし疲れているなら敵もいないので安全なので休めばいいし、安全だから電車の中でだって寝ることができます。昔であれば分かりやすい苦しみだったのですが、現代ではすこしわかりにくいストレスの原因になっています。

自己肯定感を下げるストレス「カラダの苦しみ」

カラダの苦しみは自己肯定感を下げるストレスをつくる大きな原因の2つめです。カラダの苦しみはお腹が空いたり、のどが渇いたりすることでカラダの元気が減り、命の危険を感じることで原始時代は頻繁に発生していましたが、食糧が豊富である現代においても、解放されたわけではありません。

私たちの中には、元気の状態を計測できるメーターがあると考えてみましょう。このメーターは、原始時代から私たちの中に存在しており、元気が減ると命の危険を感じるため、元気が減少してしまうことにとても敏感に反応し、すぐに苦しみを発生させてしまいます。つまり、食糧が豊富であっても、元気不足を感じるということは、私たちが本来持っている生存本能の現れなのです。

元気の無駄づかいが苦しみになり自己肯定感をさげる

元気の無駄づかいが苦しみになるというのは、私たち現代人にとって身近な問題です。お腹が空くという苦しみは原始人にとってはよくあったことでしたが、私たちはそのような状況に置かれることはほとんどありません。それでも、現代社会においては、無駄に元気を使ってしまう苦しみが生じることがあるのです。

特に、作業の無駄さや評価不足によって元気が奪われると、心身ともに疲れ果ててしまうことがあります。つまり、私たちは自分ががんばっていることに対して、適切な評価や報酬を得られない場合にカラダの苦しみを感じやすいのです。このような状況では、心が折れてしまうほどつらい苦しみに見舞われることがあります。

カラダの苦しみを感じやすいときはカラダを酷使しているときと無駄にエネルギーを使っているときです。また自分がカラダの苦しみを感じていることに気付かない場合も多い問題があります。元気が無駄に使われていることに気づかず、そのまま無意識に消耗していることがあり、そういった状況に置かれた場合、いつの間にか心身ともに疲れ切ってしまっていることがあります。

現代に生きる私たちにとってカラダの苦しみは、原始人の飢えや苦しみと比べると、命の危険を感じるようなレベルのものではないかもしれません。しかし、カラダの苦しみを感じる当人にとっては、命がかかっているようなレベルの苦しみとして存在しているのです。そのため、無視してはいけない問題と言えます。

カラダの苦しみはココロの苦しみよりも感じにくい

ココロの苦しみと比べ、カラダの苦しみは気づきにくく、ストレスが長く溜まりやすい傾向があります。カラダの苦しみも重要な苦しみの一つなのですが、ココロの苦しみに比べ、カラダの苦しみはなぜか意識されにくいのです。

この2種類の苦しみの違いについておさらいしましょう。ココロの苦しみは、生命の危機に対する反応として発生するものであり、猛獣に襲われたり、火事に巻き込まれたりするなど、危険な状況に直面したときに即座に対処するための反応として生じます。一方、カラダの苦しみは、飢えや睡眠不足などの身体的な不快感から生じる苦しみです。空腹や眠気はたしかにつらい状況で耐えられますが、即座に命を落とすというようなものではありません。原始人にとってはマンモスのような命を狙ってくる外敵への対処が最優先事項であり、このような身体的な不快感は後回しにされることが多かったのです。

また、ココロの苦しみは、多様な感情が湧き上がるため、元気を消耗しやすい一方、カラダの苦しみは空腹や眠気が発生すると、身体の活動が縮小されるため、元気を消耗しにくくなります。しかし、カラダの苦しみを無視すると、少しづつ元気を消耗し続け自己肯定感が下がりストレス状態に陥る可能性があります。このように、意識しにくいカラダの苦しみは、忍び寄るストレスとして、私たちに影響を及ぼす可能性があるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。自己肯定感を下げるストレスを生み出すココロの苦しみとカラダの苦しみについて解説しました。重要なポイントを下記に記載しましたのでチェックしてみてください。

自己肯定感が下がるストレスがどういう工程で生まれるのかがわかれば、正しい対処ができる

ストレスが発生するのは大きく2つ「ココロの苦しみ」と「カラダの苦しみ」から

ストレスは、外から受ける原因を取り除くだけで解消できるものではない

ストレスの大きな原因1「ココロの苦しみ」は身体が自然に反応してしまうもの

嫌な感情は本能的に「危険だから逃げろ」というサイン

疲労は身体的な危険なので理性ではなく無意識の感覚で嫌な感情を発生させる

自信を失うと身の危険を感じ嫌な感情が生まれやすい。嫌な感情は本能として残っている人間の意図しない反応

ストレスの中で「不安」は最も難しい感情の一つ。長く持続しやすい特徴があり、不安の内容があいまいなことが問題点

ストレスの大きな原因2「カラダの苦しみ」。元気が減ると命の危険を感じるため、苦しみを発生させる。

カラダの苦しみを感じやすいときはカラダを酷使しているときと無駄にエネルギーを使っているとき

ココロの苦しみと比べ、カラダの苦しみは気づきにくく、ストレスが長く溜まりやすい傾向がある

ココロの苦しみは、多様な感情が湧き上がるため、元気を消耗しやすい一方、カラダの苦しみは空腹や眠気が発生すると、身体の活動が縮小されるため、元気を消耗しにくい。

この記事の続きは「疲れがストレスを拡大させ自己肯定感を下げる。あきらめが発生して精神が病む、休息だけがストレスケア」になりますので合わせてお読みください。

他にも下記のようにいやな感情とうまく付き合って自己肯定感を高める記事がありますので参考にしてみてください。

「あいつがうらやましい… -嫉妬の正体-」

「怒りという感情を知って自己肯定感をあげよう」

「なんで自分は自信がないんだろう 自己肯定感が低い理由」

「ストレスやイライラとうまく付き合って自己肯定感を下げない」

鈍感になって聞き流せるようになって自己肯定感を上げる-他人を気にする人は傷つきやすい-

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