自分を中心に考えると周りからの嫉妬の攻撃やいじめを受けない。自己肯定感を下げるためには空気をよまないこと

ストレス耐性

今回は自分中心に生きることで他人からの攻撃を受けずより良い人間関係を作り、自分らしく生きることができる手助けとなるような考え方を紹介します。

嫉妬している人は攻撃的になり破壊的な言動をしてくることがありつらいものです。また、いつも苦労ばかりしている人やいじられキャラの人は他人中心の考えになってしまっていて自分が幸せで自由な生き方ができません

自分を中心とした考えをすることで嫉妬してくる人の攻撃を受けなくなり、無駄な苦労や心が傷つく言葉をいわれることがなくなります。自分中心に考えることや自分の気持ちを第一に考えることは少し常識と外れていると思うでしょうが実はそんなことはありません。

それでは細かく見ていきましょう。

「自分自身はどうしたいか」ということだけ考えて自己肯定感を上げる

「あなたのためだよ」や「よかれと思って」、「それ違うから正さなきゃ」という言葉は、嫉妬している人の特徴です。嫉妬してしまっている他人からの言葉にいちいち反応していたらどんどん悪循環になります。

あなたのためだよという言葉を真に受けてその通りにしてしまうと、自分が相手より下の立場と認識され、さらに嫉妬を呼び起こしてどんどん人の言葉が気になってきてスルーできなくなるのです。嫉妬については「私は上、あなたは下」で詳しく解説しています。

簡単に解説すると、人は無意識の内に他人と優劣をつけてしまいがち。自分は相手よりも優秀だと思いこんでいるので、自分よりも下の立場の人間が、自分の持っていないものを持っている、というときに嫉妬して相手を攻撃したくなってしまいます

嫉妬が原因で傷つき自己肯定感が下がる、考え方を自分中心にすること

「あなたのためを思って~しているんだ」という言葉を言おうとしたら、自分自身が嫉妬している可能性があることを知っておきましょう。また、「よかれと思って」という言葉も同じです。

本当に「あなたのために、良かれと思っている」かもしれませんが、嫉妬は人を攻撃的で破壊的な人に変身させてしまいます。そのため他人を注意したり、批判したりすることで正しいことをやっていると思っているかもしれませんが、知らず知らずのうちに、攻撃をしてしまうケースがあるのです

人の言葉が気になって聞き流せないと感じている場合は、その背後には自分の嫉妬心が潜んでいるかもしれません。自分自身の嫉妬心に対しても注意を払うことが、より良い人間関係を築くために必要なことかもしれません。「人のことが聞き流せない」というのは、私自身も嫉妬しているか、嫉妬されているかのどちらかがあったということです。

自分自身が「相手のためを思って」と嫉妬をしてしまうと、相手との関係を破壊するだけでなく、自分の人生まで破壊しかねない状況になります。子供の頃から「人の気持ちを考えなさい!」と教えられて育ってきましたが、それは実は危険なことなんです。

相手に嫉妬の攻撃を起こさせず、自分自身も嫉妬の攻撃を起こさないためには、「考え方を自分中心にすることが必要」ということです

自分を第一に考えることで自由になる

人から言われた言葉を平気な顔で聞き流せて自己肯定感が高い人たちは、自分を中心に生きています。他人を中心に考えて人の気持ちになれば幸せになれるという常識は子供の頃から学んできましたが、実はその考え方は周りの人々の嫉妬を引き起こします

自分を中心に考えることで、「どんどん楽な人生になって思い通りに生きられる」と感じることができます。「自分は他人のことを気にかけているのに、あの人だけが自分中心でずるい」という言葉は自分中心に物事を考えるという本来の生き方を否定し他人中心の自己肯定感が低い生き方を強制する言葉です。

そうなると、相手の嫉妬の悪循環がおこり嫉妬がますます酷くなるため、自分の中だけを見るようにすることで、自分自身を守ることができます。その結果、嫉妬されることがなくなったと感じることがあります。そして、いい意味で鈍感になったかのように人の言動が気にならなくなり、「自由って素晴らしい!」と感じるようになります。

自由が当たり前になって自己肯定感が高くなり「好きなことをやって楽しい」と感じるようになり、さらに自己肯定感が高くなるいい循環がおきます。そしていろいろなことをやっているうちにどんどんいろいろな可能性が見えてくるのです。

それは、周りの嫉妬によって足を引っ張られなくなるためです。自分を中心に考えることが必ずしも悪いわけではありません。ただし、自分を中心に考えることが他人を傷つけることになる場合は、避けるべきです。自分自身を守ることが大切であるということを忘れずに、他人に優しく接することが大切です

自分を中心にする自己肯定感が高い人が近づいてくる

自分を中心に生きることによって、友達がいなくなってしまう可能性があると不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。嫉妬して攻撃する人は、「自分を中心に考える」ということで離れていきます。

嫉妬をして攻撃する人は自分より下の立場の人を攻撃してくるのですが、自分中心に考え出すと自己肯定感が高くなりどんどん人間的に魅力的になっていきます。すると立場が逆転し、いままで下に見ていたのにどんどん上に上がっていくという現象が起きるからです。

知らず知らずのうちに自己肯定感が高くなると類は友を呼び、成功している人たちが近づいてきて、お互いに自分を中心に生きているという共通点が生まれます。嫉妬のする人の代わりに、自分を中心にしている人たちが集まります

お互いにいい刺激を受けながら、これまでの人生とは違った面白い展開が待っていることもあります。自分を中心に生きることは、周りとのつながりを切ることではなく、自分自身を大切にし、自分にとっての良い人間関係を築くことができるということです。

自分を中心に考えて仕事がうまく進んでも「何か物足りない」原因

自分を中心に考えるようになると、周囲の期待やプレッシャーから自由になり、自分の生き方を楽しめるようになる人もいます。しかし、職場においては、このような考え方が逆にトラブルの原因になることもあります

いままでよりも自己肯定感が高くなることで仕事がはかどるようになり物足りないかもという考えが起きる人がいます。そしてわざわざ同僚の仕事を手伝ってしまったり嫌な仕事を引き受けてしまうこともあります。

すると他人を考えず自分中心に考えることから遠ざかってしまい、自己肯定感が下がる他人中心の考えにもどってしまうことに注意が必要です。

駄目なことをやってしまうのは脳内麻薬のため

職場ではたまにあえて苦労を買ってでる人がいます。それは苦痛による脳内麻薬の分泌が一因とされます。仕事上のトラブルなどで心を痛めると、脳は「苦痛を感じていることは危険」と警戒し、鎮痛効果のある脳内麻薬を分泌し始めます。

この時、脳は短時間で苦痛を忘れ、仕方ないかという感覚になります。この無関心のような状態は、くせになり、また何か嫌なことがあって脳内麻薬がでて、その効果が切れてしまうと、再び苦痛を感じるようになります。このサイクルが繰り返されると、人間は脳内麻薬を欲するようになり、自己犠牲的な行動を起こすことがあります。

あえて苦労を買って出る行動が目立つ人々は、この脳内麻薬を求める行動に走ることが多く、自分自身を追い込んでしまうこともあります。彼らは、失敗や苦難に直面することでしか脳内麻薬を得ることができないため、自ら困難な状況を作り出すような行動をとることがあります。

そのため、自分中心に考えるようになって成功や報酬を手にしだすと、脳内麻薬が分泌されず、満足感を得ることができません。貧乏くじをいつも引く人は自らが脳内麻薬を求めていることには気づいておらず、「物足りない」という感覚に悩まされることがあります。

嫉妬を受け続けることで脳内麻薬を欲しがることになる

こういった性格の人は、小さな頃から周囲からの嫉妬の発作に晒され続けたことが原因で形成されたことが多いのです。親や周囲の人たちから受ける嫉妬の攻撃はとてもつらいものです。このつらい感情を麻痺させるために、脳内麻薬が分泌されます。そして、長年にわたって脳内麻薬が分泌され続けることで、脳はそれを欲するようになります。

この状態が続くと、脳内麻薬が不足した時に禁断症状が現れます。例えば、「調子が悪くなる」とか、「気分が落ち込んだり不安定になる」といった感覚です。脳が脳内麻薬を求めているため、自分を中心に考えることができるようになってビジネスで成功したのにもかかわらず、落ち着かない感覚に襲われている人は、いつもの失敗のパターンを繰り返してしまうことがあります。

ビジネスで失敗を繰り返している人は、単純に「脳内麻薬を欲しているから」かもしれません。子供の頃から受け続けてきた嫉妬の攻撃は大人になってもこのように影響を及ぼすことがあります。

脳内麻薬を出さなくなると自己肯定感高く生きることができる

失敗してしまったという体験は、脳内で麻薬が分泌されるため、依存症になります。そして知らず知らずにビジネスの失敗を望むようになるときもあります。しかし、自分中心に考えるようになると失敗を受け流せるようになります。

禁断症状が出はじめて体の調子が悪くなったりしたら自分が脳内麻薬を欲していると気づくことができます。すると、むやみに失敗をしなくなり成功体験が積み重なります。成功体験を積み重ねることで分泌される幸せホルモンが、より幸福感をもたらしてくれることに気づくことでしょう。

人にもよりますが考え方が変わって行動まで変わっていくには3年ほどの時間が必要です。最初のうちは、脳内麻薬を欲しさに失敗を探したり、嫌なことを引き受けたくなることがあるかもしれません。しかし、時間が経つにつれ、自然と脳内麻薬への依存症から解放され、自分中心のいい意味での鈍感な体質に変化していくことができます。

成功体験の積み重ねは、自己肯定感を高めることにもつながります。その結果、自信を持って業務に取り組むことができ、新たな成功体験を積み重ねることができます。また職場での嫉妬は「職場での嫉妬」でも解説しています。

いじられることで傷つき自己肯定感が下がる

職場では、失敗した際に分泌される脳内麻薬が欲しくて、わざと失敗する人がいると説明しましたが、日常の人間関係においては「いじられキャラ」という形で表れます。ここではいじられるというのは愛のない嫌なものとして考えてください。

カウンセリングをしたある人の話ではいじられたその場では笑ってごまかすこともできたのですが後から怒りが湧き上がり、眠れなくなってしまうこともあったそうです。次に同じことがあったら「言い返してやる」「怒ってもいいかも」と決意していたものの、再びいじられてしまい、愛想笑いしかできず心の中で「悪夢だ」と悔しく思ったそうです。

その人はとても傷つき惨めな気持ちでいっぱいになっていたのに周りからはいじられて喜んでいると思われていたようです。いじられキャラになってみんなの犠牲になりたくないと怒りも襲ってきて、「職場に行きたくない」と感じることもあったそうです。

その方は「いじられキャラ」から抜け出したいと思っていますが、実際にいじられる場面が訪れると、緊張してヘラヘラしてしまったり、涙目になって何も言い返せなくなってしまうこともあり、周りの人を中心とした考え方からみんなの雰囲気が悪くなるのは嫌だと頭の中で言い訳してしまうこともあったそうです。

他人を中心とする考え方がいじられキャラをつくり自己肯定感を下げる

なぜこの人は「ヘラヘラ」としてしまって言い返せないのでしょうか。その理由は、職場のケースと同じで脳内に分泌される「脳内麻薬」にあります。脳内麻薬には、幸福感や快感をもたらす作用があります。そのため、苦痛や不快な感情を麻痺させるためにも分泌されます。

このときは怒りという苦痛を感じて、脳内麻薬が分泌されることで、怒りを鎮めることができます。これはお酒を飲んで「嫌な感情を麻痺させる」という行為も、同じように脳内麻薬が分泌されることで成り立っています。

いじられたりするような不快なことがあったときに、「脳内麻薬で麻痺させよう」と頭の中で考えるのですが、実際には怒りを抑える機能が麻痺してしまい、怒りが止まらなくなってしまうことがあります。その結果、朝起きた時には脳内麻薬が切れた状態になり、「いじられて嫌だな」「言い返すと怖いな」「あいつと会うの嫌だな」という気持ちが倍増してしまいます。この状態は、お酒でいうところの二日酔いのようなものであり、離脱症状です。

会社や学校などで「いじられるのは嫌だな」と思っていて、またいじられてしまうと離脱症状で苦痛が倍増しているので、脳内麻薬がどんどん分泌されます。そのため、感覚が麻痺して「ヘラヘラとした態度」になってしまい、「こいつはいじられて喜んでいる」と思われてしまいます。

自己肯定感を高くして自分中心に考えるといじられない

よくいじられる人は、嫉妬が原因というケースも多々あります。嫉妬心は、「自分より下の立場の人が、自分が持っていないものを手に入れたときにおこる」というメカニズムに基づいています。

そのため、失敗してしまったことで自分より下と見なされると、周囲から嫉妬のいじめの標的になりやすい状況が生まれます。こんなとき誰かが「そんなことでいじる必要があるか」と同情を示すと、「自分には同情されないのに、なんで失敗したあいつが心配されるのだ」と感じ、更なる嫉妬心が増幅します。

嫉妬が増幅するとますます攻撃的で破壊的な人格に変身し、言動や行動が過激化することがあります。嫉妬によっていじめているのにも関わらず自分が正しいという信念に基づいて行動するため、「自分は間違っていない」という感覚に陥ります。「こいつのためだ」「こいつの将来を思って」などと正義感が高まっているため、何を言われても太刀打ちできません。

大切なのは、「自分を中心に考える」ということです。相手から「あんたのためを思って」とか「会社のためを思って」と言われたとしても、嫉妬されているんだと聞き流し、「相手の気持ちを考えない」ようにしましょう。

また、嫌な感情が襲ってきたら、脳内麻薬が苦痛を欲していると察知するようにします。脳内麻薬を分泌するのを止めると、次の日には、不快な気分が軽減しているはずです。

さらに、人間関係においていじられた時には、「なにかおっしゃいました??」と露骨に嫌な顔をするようになることが大切です。周りを中心に考えずに自分を中心に考えると周りの空気は関係ありません、いじられても嫌な顔をして抵抗することで「いじっちゃいけないのかな」となるでしょう。

別の角度から嫉妬を受けない方法について解説した「嫉妬されないためには好きなことをやって自己肯定感をたかめよう」も一読しておくと安心だと思います。

繰り返しですが嫉妬は相手が自分を下の立場と捉えているから起こり、その人を攻撃的な人に変身させます。周りの空気を読まず抵抗することで下に見られなくなり嫉妬されず攻撃を呼び起こさないということになります。

相手に対して下の立場ではないと主張することで周りの人からの嫉妬の攻撃が自分に向かなくなり、心に余裕ができます。その結果、自己肯定感が上がり「全然ミスをしなくなった」とか「喋るのが楽になった」といった変化を感じることができます。周囲の人々の感情にいい意味で鈍感になっていくほど、嫉妬されなくなり、人生は自由に楽しいんだという感覚に変わっていくことができます。

このように、自分自身を大切にし、自分の感情に正直になることで、脳内麻薬を使って感覚を麻痺させる必要がなくなり、自分らしく生きられるようになるのです。周囲の状況や人々の意見に左右されることなく、自分の内面から湧き上がる本当の気持ちに従って生きることが、より充実した人生を送るための鍵となるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。自分を中心に考えると周りからの嫉妬の攻撃やいじめを受けない。自己肯定感を下げるためには空気をよまないことについて解説しました。重要なポイントを下記にまとめてみましたのでご覧ください。

嫉妬している他人からの言葉にいちいち反応していたら自己肯定感が下がる悪循環に。

「あなたのためを思って~しているんだ」という言葉をは嫉妬しているから

他人を中心に考えて人の気持ちになれば幸せになれるという常識は間違い

自分中心にすると、同じく自己肯定感の高い自分中心の人が集まり良い人間関係が作れる

自分中心に生きるときの注意は「物足りない」。他人中心の考えに戻ってしまうことに注意

小さな頃から周囲からの嫉妬の発作に晒され続けたことが原因であえて苦労を選ぶ

よくいじられる人は、嫉妬が原因

「~のためを思って」は嫉妬されているんだと聞き流して「相手の気持ちを考えない」こと。

いじられた時には、「なにかおっしゃいました??」と露骨に嫌な顔をする

周りの空気を読まず抵抗することで下に見られなくなり嫉妬されず攻撃を呼び起こさない

他にも下記のようにいやな感情とうまく付き合って自己肯定感を高める記事がありますので参考にしてみてください。

「あいつがうらやましい… -嫉妬の正体-」

「怒りという感情を知って自己肯定感をあげよう」

「なんで自分は自信がないんだろう 自己肯定感が低い理由」

「ストレスやイライラとうまく付き合って自己肯定感を下げない」

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