どうしたらイライラしない生活ができるのでしょう?イライラしない生活ができれば毎日がストレスのない素敵な生活になります
今回はイライラを防ぐ具体的な生き方を紹介しています
ポイントはこちらになります
身の回りのものをキチンと整理することで「自分の意思で」生きている感覚をもつ
なにか嫌なことがあったり被害があったときは新しく学びのチャンス
広い視野で思いやりの心をもって自分磨きを心がける
我慢をするのではなく自分の価値観をもって行動する
こちらのポイントを意識して生活をすればイライラせずに自分らしい素敵な生活ができるようになります
イライラしたり、ムカムカしたり、カッとなることは自己肯定感を下げる要因です
では見ていきましょう
イライラしないための具体的な生活
怒らない生き方とは、自分の感情をコントロールすることができるようになることだけではなくそもそも怒らないということです
最初のうちは怒ってしまう自分をみて落ち込み、それに対してまたイライラしたりすることもあります
しかし怒りは人間の感情の1つであり、怒るのは仕方ありません
重要なのは怒った後の対処です
前回の記事「自己肯定感を下げないためにイライラをなくそう-イライラ、ムカつきの対処法-」では怒らないためには相手の事情を推し量りなにか事情があると考えることでイライラしない人になることを解説しました
今回は考え方もそうですが具体的な生活をみてみましょう
身のまわりをキチンとしよう
怒りは、周りの環境や人から攻撃されてしまったという被害者意識によって生まれるものです。
しかし、特定の状況で被害者になってしまっただけでなく、人生全般をやらされているという被害者モードで生きていると、日々怒りを感じやすくなります。
そのため、怒らない生き方をするためには、被害者モードに陥る時間を減らすことが大切です。
自分が被害者モードに陥っていることに気づくためには、身のまわりを整頓することがお勧めです。
例えば、常にベッドをキレイにしたり、人が見ていないところでも脱いだ靴を揃えたりするなど、ちょっとした手間をかけて整理整頓します。
靴を揃えるのはたったの10秒でできます。10秒くらい誰だってつくることができます
しかし、実際には、靴を揃える時間なんてない!それどころではない!と感じてしまうことがあります。
この感じ方は、自分が被害者意識に陥っていることを知らせてくれるものなのです。
整理整頓に気をつけることで、自分自身の心理状態に気づき、被害者モードに陥る時間を減らすことができます。
忙しいと思い込まないで
「忙しい」という言葉を私達はよく使いますが、それは単に物理的な仕事量だけではありません。
実際の仕事量に加えて、自分自身で「忙しくて大変な私」という被害者感情を作り出してしまうため、ますます忙しさを感じてしまうのです。
「ちょっと休憩もできない」とか、「走り続けないと不安だ」といったものがあり、これらの考えが自分を縛り付け、忙しさを生み出しているのです。
自分で生き方を決めて
こうした感情は被害者意識から生まれていることに気づく必要があります。
つまり「なにかにふりまわされている」「人生を自分でコントロールできていない」という感覚と考えてもわかりやすいと思います。
靴をそろえる暇もない、というような忙しさにイライラしてしまうときは、被害者意識に陥っていることを知らせてくれる貴重なチャンスなのです。
本当に何かに楽しく熱中していて靴をそろえる余裕がない場合はイライラしたものではなく、穏やかな気持ちになるはずです。
自分がイライラしていることに気づいたら、深呼吸をして靴を丁寧にそろえたり、机や身の回りの品の整理整頓をしてみましょう。
そうすることで、自分は被害者だという感覚から自分で人生をコントロールしている感覚に気持ちが切り替わります。
キチンとした環境にすることは人生を自分でコントロールすることにつながる
身の回りを整理することは、予定が狂ってイライラすることを防ぐためにも効果的です。
例えば、靴を常に揃えておけば、見た目が良くなるだけでなく、次に履くときにスムーズに履けるのでイライラしなくて済みます。
さらに、身の回りを整理することの大きなメリットは、必要なものがなくなることを防ぐことです。
ものがなくなることは、あてが外れるという最悪の事態です。
緊急性が高いときは、逆上することもあります。
常に身の回りを整理しておけば、必要なものがなくなることも防げます。
ただし、身の回りが散らかりすぎていて、整理するには時間がかかりすぎるという人もいるでしょう。
そんな人は、ここでの目標を、完璧な環境を作ることではなく、自分自身が人生に積極的に参加することに置いてみてください。
やらされ、ふりまわされている感覚から自分でものごとをコントロールできるように
人生を自分でコントロールする感覚を養うためには、小さい行為から始めることが大切です。
例えば、使ったものを元の場所に戻すという単純な行為でも、散らかったままにしておくのとは違い、自分で行動することで被害者意識から脱却できます。
被害者意識とは正反対である感謝の気持ちを持ちながら整理整頓を行えばさらに効果的です。
なにもいきなりキレイに整理整頓してくださいといっているわけではありません
部屋全体の片付けなど時間がかかりそうなことでも、毎週少しずつやる、気がついたときにちょっとだけ進める、など、自分で進めていくことが重要です。
このように、積極的に自分で行動することで、散らかった環境にイライラすることなく、質が高く自己肯定感の高い生活を送ることができます。
自分からなにかをするという行為は被害者意識を脱却する
靴を整えるという行為も、自分からするという考え方です。
私たちは多忙な生活を送っており、全てを変えることは困難です。
忙しい仕事量を減らして自然豊かな場所で自分のペースで暮らしたいと思っても、現実的には難しい場合もあります。
そのようなゆとりがない生活では、靴を整えることは小さなことかもしれませんが、確実に被害者意識から抜け出すきっかけになります。
靴を整えることができると感じることで、何もできないと感じていた気持ちが、力強さに変わることができます。
自分磨きのチャンスだと考える
考え方を変えることで被害者意識から抜け出すことができます。
生活のささいな出来事に振り回されないで、大きな視野を持つことはとても大切です。
同じ出来事があっても、自分が何かを学ぶための自分磨きのチャンスと考えれば、自分の人生に主体的に関わっていると感じることができます。
いまは学ぶことが何なのか分からなくても、終わってみればきっと何かを学ぶチャンスだったと思うだけで被害者意識から抜け出せるんだと思えるだけで楽になるでしょう。
100%被害者の場合でも思いやりの心を
そうはいっても明らかに自分が被害者のときもよくありますよね
忙しいときにその状況がわかっている上司からさらに仕事をふられた
こんな場合は明らかに自分に被害があると思うでしょう
もしも断ることができる場合は、上司に自分の事情を話して断るべきですが、現実はそうもいかないでしょう
断ることができる時、この場合は「あなた」ではなく「わたし」を主語にして伝えるとうまくいきます
詳しくは「イライラしないさせない話し方 自己肯定感を高めるコミュニケーション術」をみてみてください
断ることができない場合でも、上司が仕事をふってきたという事実にこだわっていると上司のせいだ、~のせいだと被害者意識が止まりません
そうではなく何かしら事情があってどうしてもやらないといけない、自分がこの仕事から何かを学ぶことができるかもしれないと前向きに考えることで、自己肯定感は下がりません
どれほど理不尽な形で押しつけられたとしても、引き受けざるを得ない場合でも、自己肯定感をさげない方がずっと幸せになると思います。
怒り続けることで失うのは自分の時間
被害者意識をなくすためには、仕事をふってきた嫌な上司という小さな出来事に囚われるのではなく、自分自身の姿勢や価値観に基づいた大きな視野を持つことが重要です。
例えば、仕事を与えられたときには、いやいやするのではなく、集中して自分自身が主体的に取り組むことで楽しく仕事ができ幸せな生き方を過ごすことができます。
上司が理不尽に仕事をふってきたと口に出してしまうと、自分は被害者であるという思考に陥ってしまいますが、上司から与えられた仕事であっても、取り組むのは自分自身であり、自分の考え方次第で被害者意識から抜け出すことができます。
イライラし続けることで損なわれるのは、上司の時間ではなく自分自身の幸せな時間です。
我慢するのではなく自分の価値観で行動しよう
怒りには、自分が我慢することによって引き起こされることがあることを「怒りに対する正しい理解 対処法を知って自分磨き」で紹介しました。
我慢は最終的には被害者意識を引き起こすものであり、ストレスにもなりますからそこから抜け出すことが必要です
社会生活において、私たちは必ずしも自分の気持ちに正直に行動できない場合があります。
例えば、電車内で化粧をする人がいます。朝いつもより長く眠るために効果的であると頭では分かっていても、他の人々の目線を気にして我慢していることもあるでしょう。
我慢するとイライラを引き起こすと言われても、そう簡単にできることではありません。
もちろん、イライラしなくなるからと自分自身を解放して自由に行動することができる人もいますが、多くの人にとっては、そこまでのリスクを取ることはできず、また必要ないと感じているでしょう。
理想の自分がすることをしよう
どんなときでも、我慢をやめることはできます。
「自己肯定感を下げないためにイライラをなくそう-イライラ、ムカつきの対処法-」で解説したように、行動と心の姿勢を区別することで実現できます。
さきほどの電車内では化粧をしないという行動について、「本当は私も電車で化粧したい」という我慢ではなく「キチンとした人なら電車で化粧はしない」と自分の考えで化粧をしないようにするのです。
自分自身の判断に基づいて行動し、被害者の役割をやめて主体性を取り戻すのです。
自分自身はマナーができていて、余裕のある生活を送っていて、きちんとした人であると見られたい、だから化粧はしないんだという意思を持ちます。
そうすることで、被害者意識から脱却し、前向きになり自己肯定感を高めることができます
本来ならば化粧をすればよいのに、我慢しているという被害者意識にとらわれている時と比べれば、ずっと強く、自由な気持ちを感じることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか
イライラしない生活をするための方法はこちらになります
身の回りのものを整理する
周りをキチンとすることで人生を自分でコントロールする気持ちをつくる
やらされているのではなく自ら何かを学んでいるという意識
イライラしている時間は大切な人生を捨てている行為
我慢するのではなく自分の高い価値観で行動する
いつも怒ってばかりだと自己肯定感を下げてしまいます
自分らしく素敵な生活をおくるために下記の記事も参考にしてみてください
自己肯定感を下げないためにイライラをなくそう-イライラ、ムカつきの対処法-
イライラしない、させない、話し方 自己肯定感を高めるコミュニケーション術
その怒り履きたいと違うから 怒らないようにして自己肯定感をあげよう
心理カウンセラーの近江ひかり(オウミヒカリ)といいます
感情の研究や心理学に没頭。
心理カウンセラーとして長年の経験を生かしてブログを書いています。
なにか理由がわからないけどしんどいなぁと感じるときは心の悩みかもしれません。
自分という存在を解放して自分が好きになれたら人生が楽しくなります。
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