この記事はうらやましいと思う気持ちでつらい、嫉妬でつらい思いをしている人向けの解説です
嫉妬をしてしまうと恋愛でも職場でも家庭でもつらいことが多いですよね
たとえば好きな人が他の人と話していたり、一緒に会う約束をしていたり…
同期のあいつが俺より先に昇進した、いい仕事をふられた
でも嫉妬という感情はなかなかやっかいで対処するには作戦が必要です
今回はなぜ嫉妬をしてしまうか?をかんがえて嫉妬をのりこえていきましょう
嫉妬をコントロールすることはできない
あの人がまさかあの子と話している!!むかつくなぁ、あいつなんとかならないかなぁ!
嫉妬するなんて恥ずかしいと普段は思っているのに、そんな衝動にかられることはよくあります
こんなときは、あなたはあなたでなくなってしまってコントロールできない状態に陥ってしまいます。
ただこういった感情はあたりまえなのです
だれかに嫉妬したりうらやましいと思ったりする気持ちは動物的な本能です。
たとえばこんなことがあります
かわいい猫がエサをもらって一生懸命に食べているとき、そこに別の猫がやってきて、横からエサを取ろうとします
すると、あんなにかわいかった猫が、突然牙をむき出して、凶暴な猫になってしまいます
猫からすれば自分の食べ物を奪われるということは、万が一のときは死んでしまうかもしれないということ。
だから本能で危機感を感じてスイッチが入り、凶暴な猫に変身して相手を威嚇するのです。
だから嫉妬をすることは仕方ないものとして割り切ってうまく付き合っていくことが重要です
愛情がなくなることは超重大事件
食べ物だけではなく、愛情の場合も同じです。
飼っているわんちゃんの前で、別のわんちゃんにかわいいね~と別の犬の頭をなでると嫉妬が起きます。
最初のうちは、他の犬を飼い主がかわいがっているのを見て見ぬふりをしているのですが、そのうちに寂しくなって吠え出します。
さらに他の犬をなでていると、無理やり他の犬との間に無理やり割って入ってくることがあります。
食べ物が奪われるのと同じように、飼い主からの愛情が奪われることもわんちゃんにとっては大きな問題なんです
捨てられてしまうかも!という恐怖があるからこそかわいかったワンちゃんとはまったくちがった顔になってしまうのです。
犬の行動を見ていると、嫉妬というのは動物的な本能なんだというのがよくわかります。
人間も理性的にみえてその中身は動物と同じで本能にはあらがえないんです
嫉妬をすると相手をけしさりたいという現象が起きます。
本来自分がほめられるはずなのになんであいつが…と思い、嫉妬がはじまります。
その瞬間に、どうにかしてやりたいというひどいことを考えてしまうのです。
わたしをみて!やっかいな嫁と姑の嫉妬問題
恋愛のほかにも代表的な嫉妬の例として嫁姑問題があります
この場合、お嫁さんも私とお義母さんとでは立場がちがうというのは、頭ではわかっています。
でも、もし夫が姑を擁護したときには妻のあたまのなかに嫉妬を起こしてしまって、意地悪な思考が頭の中に本能としてわいてきて、止められなくなります。
そして、相手を攻撃してなんとか排除して、自分への愛情を取り戻すということを本能的にしてしまうのです。
逆に姑の立場からもこう思いがちです
息子が新しい家族を大切にして、いい家庭を持つことが幸せ、というのはわかっているのです。
でも息子がわたしよりも嫁を擁護するようなことを言うと、あの嫁はあんなこともこんなこともできていないと批判的なことしか頭に浮かんでこなくなります。
嫁が何をやってもきにさわって、嫁から嫌われることしか言えなくなってしまうのです。
姑からすると本音と建前をちゃんと使い分けられていると思っているのです
しかし姑の頭の中の嫉妬は嫁に伝わって、不快感を嫁に与えてしまいます
ときには関係を破壊してしまうこともあるのです
動物的な本能なので、相手を排除して自分に愛情を向けるという行動は理性を求められる人間社会では裏目に出てしまいます。
嫉妬という感情をコントロールしないと大変なことになってしまうかもしれません
この場合重要なのは夫の気持ちです。妻も母もどちらも夫にとって大事な人のはずです
相手に嫉妬して関係を壊すようなことになれば必ず自分に返ってきます。自分の好きな人が愛している人を一緒に愛せるようになれば家族全体でも幸せになるはずです
嫉妬のスパイラル
攻撃的な人にはなかなか愛情を向けてもらえることはありません
だれだってトゲトゲしたひとには関わり合いたくないでしょう
そのため、さらに愛情を向けてもらえないという悪循環になってどんどん悪者になるという最悪の事態になってしまいます。
マイナスの感情はマイナスしか生み出しません
頭の中では浮気目的ではないことはわかっていても、好きな人が他の異性の話をしたときに、自分以外の異性に注目がいくということで簡単に嫉妬がおきてしまうのは私への愛情が奪われるかもしれないという動物的な本能があるからです。
嫉妬は生まれ持っている動物の本能ですから自分の大切なひとが奪われてしまうかもという反応して、勝手に負の感情が起きてしまいます。
嫉妬をするのは相手のことが好きだからという裏返しですが、とげとげしい攻撃的な人になって相手のことを悪く言ってしまうのは、相手をけしさって自分に注目を向けさせるという動物的な本能によるものです
嫉妬をする感情が自分を理性のない動物にしてしまい、攻撃的なことを言ってしまうということです。
でも、わかりますよね。相手を排除するという行動は嫌われて逆効果になります
面倒くさいやつだなぁと思われるようになってしまいます。
すると、ますます自分への好意が薄くなってしまって注目が他の人に向いてしまい、さらに嫉妬がとまらないという悪循環に陥るのです
まとめ
人のことがうらやましくしょうがない、だれかに嫉妬をしてしまっている状況はつらいでしょうが、そんなときはそれは「動物的な本能」だからしかたないと理解することが大事です
- いまわたしは嫉妬しているな
- いまわたしはやいているな
- いまわたしはうらやましいと思っているな
人間の持って生まれた本能だから嫉妬しないようにすることは難しいです
でも嫉妬している状況に気づくことはできるはずです
嫉妬という感情がでているときは衝動的に攻撃的になってしまうのでうまくいくはずがありません
まずは一旦落ち着いて自分を取り戻しましょう
今回はなぜ嫉妬をしてしまうのか?について解説しました
嫉妬という感情は本能的に出てしまうので落ち着いて自分を取り戻してください
心理カウンセラーの近江ひかり(オウミヒカリ)といいます
感情の研究や心理学に没頭。
心理カウンセラーとして長年の経験を生かしてブログを書いています。
なにか理由がわからないけどしんどいなぁと感じるときは心の悩みかもしれません。
自分という存在を解放して自分が好きになれたら人生が楽しくなります。
そんな手助けがこのサイトでできたら嬉しいです。
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